ハーブガーデニング
ハーブもガーデニングに使われており、これを称して、ガーデニングハーブと呼んでいます。
ハーブは、ヨーロッパでもともと薬用になる野生の植物を指したもので、その語源はラテン語の「herba」から来ており、「草」という意味をもちます。その種類は、約3,000とも5,000とも言われています。つまり野草なのです。よって、基本的には肥料は必要とせず、戸外の日当たりの良い場所を好みます。利用方法としては、香りが高く、薬用の他、料理や石けん、アロマオイルの原料と幅広く利用されています。
栽培方法において、全体的に言えることは、そのハーブの元々の地域的特徴を理解して栽培すれば、上手く行くと言うことです。例えば、地中海地方のハーブは乾燥した地域の植物なので、日本のように湿度の高い地方はあまり適切ではありません。しかし、鉢植えにして乾燥気味に育てることで、栽培地に近い状況で栽培できます。乾燥に強いハーブはベランダガーデンとしても、特に向いています。
ハーブは元々自然に生えている植物が多いので、性質はとても強く栽培しやすいのが特徴です。
ミントの種類は特に性質が強く、地植えにすると増えすぎて困ってしまうほど、簡単に栽培が出来てしまいます。
さて、何点かポイントを見て行きます。
まず土ですが、ほとんどのハーブは弱酸性の土を好みます。よって酸度調整をしていないビートモスは酸性度が高いので避けた方が良いでしょう。
ローズマリーやラベンダー・セージ・タイムなどの地中海沿岸地方原産のハーブは弱アルカリ性の土壌を特に好むので、年に1~2回、苦土石灰か、顆粒状の粒状石灰を、株元から少し離して埋め込むと良いでしょう。
種まきの時期については、その趣旨の発芽適温によって変わってきます。春にまく場合は、ソメイヨシノが散る頃が良い時期です。秋の場合は、お彼岸の頃が良いです。
ディルなど耐寒性のある一年草のハーブは、秋まきにして冬の間にしっかりとした苗に育てておくと、春早くから枝葉を大きく茂らせてくれます。ただし、バジルなど、発芽適温が高く耐寒性もないハーブは、春まきにして下さい。
次に日当たりです。ハーブを育てる時、日に当てた方が良いものと、そうでないものがあります。
東南アジア原産のバジルやレモングラスや中南米原産のマリーゴールド、ラベンダー、ローズマリー、セージ、タイムなどは日当たりを好みます。ミント類、レモンバームなどは半日陰を好みます。パセリなどは、半日陰の方が葉が柔らかく育ち、食べやすくなります。
害虫対策も必要です。ハーブは香が強いので、特に虫が寄って来るようです。虫よけネット、竹酢液などで病害虫から守りましょう。なお虫よけネットを利用すると農薬の心配がないので、食用ハーブには特にお勧めです。
では、日本において使用頻度が多く、一般性の高い、ガーデニングにお勧めのハーブについて、何種類かその栽培方法や使い方を見て行きます。
1、タイム
陽当たりと水はけのよいところで栽培します。梅雨以降に高温多湿で枯れやすくなりますので、収穫をかねて枝と枝の間を空け、風通しをよくしてやることがコツです。
肉料理、魚料理を始め、ほとんどの洋風料理と相性が良く、煮込んでも香りが消えないのが特徴です。香りが強いので、少しずつ入れて量を加減するのがポイントです。
乾燥させるとマイルドな香りになります。
ハーブビネガー、ハーブオイルにも合います。
薬用としても用いられ、風邪や腹痛を和らげたり、リウマチや神経痛、あるいはそれらが原因のむくみの症状などを軽くします。
またハーブティーにすると、口臭を防ぎ、のどの炎症にも効果があります。
全草には、防腐、殺菌などの作用があります。
入浴剤として利用するのも良く、ポプリに、染色剤にと用途は多彩です。
2、オレガノ
性質は強健で育てやすいですが、高温多湿に弱いので夏は蒸れないように注意が必要です。その一方、乾燥した土地や湿り気の多い場所でも育つほど丈夫です。種をまいても良いですし、挿し木、株分けでも簡単に根付きます。
葉を料理に使います。ちなみに、葉はミントに似た爽やかな芳香があります。乾燥させて使った方が、生臭さがなく、利用しやすいです。
スパイスとして、イタリア料理、特にパスタ料理、肉料理、トマト料理、などと相性が良く、一振りするだけで、不思議なくらいイタリア風の味に変えてくれます。
花は、ドライフラワーにすると、部屋の空気を変えてくれます。
3、ミント
耐寒性がありますので、日本でも充分初心者の栽培できるハーブです。地下茎が伸びて、プランターに植えていてもよく増えてくれます。
ミントの魅力はその新鮮な色と香で、ティーを生葉で作るとフレッシュな香が味わえます。また、葉をきざんで、デザートや料理のソースなどにも利用します。
部屋にミントの浸出液の香りを拡散させると、空気のよどみを解消してくれます。
入浴剤として利用すると、爽やかな香気で疲れが取れます。
葉を乾燥させて、リースやポプリに、またシューキーパーやサシェを作るのも良いです。
4、マリーゴールド
寒さにも強く、陽当たりさえ確保すれば、用土も選びません。
葉や花の成分は、消化促進、胃炎などに効果があります。
乾燥させた花で作ったハーブティーには、発汗、解熱作用があり、風邪のひき始めに飲むと効果的です。生の花びらは、サラダなどに加えても楽しめます。
皮膚の収斂、抗菌、抗炎症効果を利用するには、乾燥させた花弁を一握りほど洗面器などに入れ、上から熱湯を注ぎ、立ち上る湯気を10分くらい顔に当てます。
風呂に入れて利用すれば、疲労回復の効果もあります。
5、セージ
過湿に弱いので、梅雨時期の管理が大事になります。乾燥気味の気候を好みますが、丈夫で栽培しやすいハーブです。
薬用だけではなく、料理にも利用できます。
葉には、いくつかの芳香成分が葉に含まれており、苦みのある強い香りがします。この香りには、気分を落ち着かせたり、強壮や疲労回復の効果があるとされています。
肉料理に使うと風味が増し、脂肪分の消化を促進します。また、その消毒、防腐抗菌作用により、保存力を高めます。トマト料理やミートソースにも向きますが、特にソーセージをいためるときに少し加えると、風味が増して断然おいしくなります。
乾燥させた葉やフレッシュな葉を入浴に利用すると、体を温めます。濃い目に煮出した液をヘアリンスとしても利用できます。
6、バジル
丈夫で育てやすいのが特徴です。植える場所は、陽当たりの良く、腐葉土をすき込んだ水はけの良い用土で栽培します。
種をまく時は、発芽温度が25度くらいと高いので、春、充分に気温が高くなってからまくか、早めに植えたいときは、種をまいた鉢の上に、透明なガラスやアクリル板を乗せて暖かくしてやります。大きくなってきたら、随時摘芯して利用します。
虫がよく寄って来るので、害虫対策も必要です。
料理の味を引き立てます。強壮作用があることから「ハーブの王様」と呼ばれています。
料理では、フランス料理、イタリア料理によく使われ、その中でも特にトマトとの相性が良く、ピッツアやスパゲッティに用いられます。柔らかい葉と、甘みを含む軽い苦味が特徴です。また香りには、食欲を増進させる働きがあります。
ハーブティーとして利用する場合は、花の部分を利用しますが、生のままでも乾燥させたものでもイケます。リラックスでき、整腸作用があるとされています。
乾燥させた花を入浴剤として使うと、体の芯まで温まります。濃い目に出したハーブティーの残りをリンス剤として使うと、黒髪にツヤを出す効果もあります。
ポプリにして、小物やリースに利用することもできます。
7、ローズマリー
陽当たりと水はけさえよければ、土質は選ばず、栽培は簡単なハーブです。また、増やしやすいという特徴もあります。
強い香りがあり、虫除けとして育てられることもあります。
葉に強い芳香があり、魚介料理、肉料理の臭み消しや風味付けに使います。葉は生のままでも乾燥させても、どちらでもイケます。また、バターと一緒に使えばとてもおいしく仕上がります。葉の成分には、殺菌、酸化防止、脂肪の燃焼などの作用があります。
乾燥させた葉で作ったハーブティーは、消化不良、風邪のひき始めや頭痛に効果的です。入浴剤にすると、肌を艶やかにして、記憶力を高める効果も確認されています。このようなところから、「若返りのハーブ」とも言われ、ハーブの女王的な存在でもあります。
さらに、葉を濃い目に出して作る浸出液は、黒髪のリンスとしてもぴったりで、ポプリやリースにしても利用できます。
いづれにしても、その使いやすさと独特の香りでとても人気のあるハーブです。
8、カモミール
一年性のジャーマンカモミールと多年性のローマンカモミールがあります。
耐寒性があり、丈夫で用土を選ばない植物で、初心者にも容易に栽培ができます。種まきは3~4月で、収穫は5月です。風通しが良い場所を好み、湿った土が最適です。
ヨーロッパでは、家庭の常備薬として栽培されて来ました。
ハーブティーは、花の部分を利用しますが、生のままでも、乾燥させてもイケます。
ジャーマンカモミールは、リラックス効果が高く、特に就寝前、風邪や冷え性の人などにお勧めです。ローマンカモミールは体を温める作用があります。
入浴剤としてもよく、乾燥させた花を使うと、体の芯まで温まります。濃い目に出したハーブティーの残りをリンス剤として使うと、黒髪にツヤを出す効果があります。
ポプリにして、小物やリースに利用することもできます。
9、ラベンダー
やせている土地でも育ちます。高温多湿を避け、日当たりと風通しの良い乾燥した土地で育てて下さい。
梅雨のある地域では株が蒸れやすいので、栽培地域にあった品種を選ぶか、湿気で弱ってきたら切り戻しを行い、夏を乗り切ってください。
地植えの場合は水遣りを行う必要が無く、鉢植えの場合でも乾燥気味に育てます。
さし木で簡単に増やせますが、種からは育てにくいので、初めての場合は苗を購入した方が良いでしょう。
花が咲いた直後に根元から刈り取り、陰干しにして乾燥させます。
花が完全に咲いてしまうより、まだつぼみの頃の花を利用した方が良いでしょう。
香りに含まれる成分には、精神を落ち着かせる作用があり、疲労回復、ストレス解消、気分転換、不眠症などに効果を発揮します。枕元や棚の上に置いておけば、よい香りが部屋中に漂います。タンスに入れておくと、衣服に芳香が移り、防虫効果もあります。
ギリシャ・ローマ時代の人たちは、この紫色の香り草を風呂に入れて、入浴を楽しんだそうですが、入浴剤にもなります。
10、コリアンダー
日当たり、水はけの良い場所で栽培します。春まきの場合は成長が早く、トウが立ちやすいので、種まきをずらして何度か収穫すると良いでしょう。
種からでも発芽率が良く比較的育てやすいハーブです。根を炒めるのを防ぐため、直播します。
葉を利用できますが、つみすぎると開花・結実が悪くなるので、種を収穫するのか、葉を収穫するのか明確にしておいた方が良いです。種を収穫する場合には、種が茶色になってきた頃に、根元から収穫し陰干ししておきます。
耐寒性は比較的強めですが、0℃以下に下がる地域では、根元にマルチングをしておくと良いです。
ピクルスとしても食べられていますが、香辛料としては種の部分、葉はタイ料理にと、それぞれ利用します。
エスニック料理に欠かせない香辛料であり、カレーの香辛料の一つとして知られています。
その独特な香りですので好みが大きく別れるハーブです。
11、パセリ
乾燥には弱く、湿り気のある土地を好みます。種をまくときには予め水につけておくと発芽しやすいです。
半日陰でも育ち、室内でキッチンハーブとして育てても良いでしょう。
料理での用途が幅広く便利で、付け合わせなどで馴染みの深いハーブです。食感は、少し苦くてあまり味がなくて美味しいとは言えませんが、にんにくなどの強いにおいを抑える臭い消しの効果があるので、肉料理を食べた後にはパセリを食べると良いでしょう。
古代ギリシャでは香辛料の他に薬用としても使われてきましたが、ビタミン・ミネラルを多く含むハーブです。
生のまま利用するのが一番ですが、根元から刈り取り乾燥させて、スープなどに振りかけて利用しても良いでしょう。
12、レモンバーム
やや湿った場所を好みます。しかし、水をやりすぎると香りが弱くなってしまいます。
乾燥した場所で育てるとハダニが付く事があります。葉に白い班が付くようなら場所を移した方が良いでしょう。
繁殖力が旺盛で、初心者でも育てやすいです。成長が早いので、種から育てても良いでしょう。
増やし方はさし木、株分けなど容易に行えます。多年草で耐寒性がありますから、植えっぱなしでも毎年楽しむ事が出来ます。
葉からはレモンの香りがし、ハーブティーによく利用されます。
鎮静効果があり、ヒステリーを抑えたり、イライラ解消に効果があるので、気分が滅入った時には、レモンバームの葉を使ったハーブティーを飲むと良いでしょう。また、風邪、頭痛、筋肉痛等にも効果があると言われています。
レモンの香りがするので、それを生かしたサラダやマリネにするのも良いでしょう。
13、マージョラム
日当たり、水はけの良い場所で育てます。種が小さいので種まきは、ばらまきをし、苗床を作ってから移植します。
15℃~25℃は必要で、寒さに弱いので、冬になったら鉢ごと室内に取り込みます。
根が浅いので夏の乾燥に弱く、水の管理には注意が必要です。
アブラムシが付く事があり、その場合は葉ごと摘み取っておくと良いでしょう。
葉はその都度摘み取って利用し、花はサラダや肉の臭み消しなどにも利用できます。
トマトやチーズとも相性が良く、イタリアン料理に利用される事もあります。
開花前に根元から刈り取り陰干しして保管させます。
入浴剤としても利用でき、香りは神経を沈めリラックス効果を高めます。乾燥させてポプリとしても楽しめます。
ハーブティーにすると香りのリラックス効果と、イヤ味がなく、胃腸の働きを良くし、消化を助けます。
利用する部分は葉の部分のみです。
なお、葉の形が可愛らしく、観賞用としても楽しめます。
14、ディル
日当たりが良く、水はけの良い環境で育てます。耐寒性があり病害虫に強い植物ですが、高温と乾燥に弱いので注意が必要です。
丈夫で育てやすいハーブですが、草丈丈が1mくらいの高さになり、多少場所をとります。また、背が高いので、風などで倒れないように支柱をします。
種をまいて容易に栽培する事が出来ますが、移植を嫌うので、直接種をまきます。
同じセリ科のフェンネルと交雑しやすいので、両方を育てている場合には離れて育てるようにします。
ポットに植えるときには、根を痛めないよう気をつけながら移植をして下さい。
葉はアゲハチョウが好んで卵を産み付けます。
種を収穫する場合には開花後に根元から切り取り、陰干しにして保存します。種が乾燥してポロポロとこぼれるようになったら、種を収穫して袋などに保管しておきます。
葉を利用するときには、順次利用するときに収穫します。
花が咲いてしまうと固くなってしまうので、早めに収穫するようにします。
ディルは、根以外は全て利用する事ができ、独特な芳香があります。
種には鎮静・睡眠効果があります。種のハーブティーを寝る前に飲んだり、ピロウとして枕の内側に入れても効果があります。
葉はポテトサラダによくあい、スープ・シチューに入れたり、ピクルスとしても食べる事が出来ます。
花や茎は、魚料理の風味付けに利用されます。
魚のハーブとも呼ばれ、サーモンマリネにはディルがかかせません。
消化を助ける作用があります。
15、レモングラス
日当たりのよい場所で育てます。冬は、室内の明るい場所で管理します。湿気の多い梅雨期でも元気です。夏の成長期に月1回ほど液体肥料を与え、水は土の表面が乾いたら与えます。葉がよく茂ったらはさみで切り取ります
レモンと同じシトラールという芳香成分を含み、葉も茎も、強いレモンの香りがします。ハーブティーは消化を助け、口の中がスッキリとし、発汗を促します。料理の香味付けにも使います。
また、涼感を得るために、この葉を束ねたものを、暑い時期に部屋の隅に吊るしておくのも良い方法です。
16、タラゴン
寒さにとても強く丈夫で、水はけのよい土であれば、明るい日陰でもよく育ちます。水やりや肥料は控えめに、乾燥気味にします。
13世紀のアラビアでは、動物にかまれたときの解毒剤になるとされていましたが、現代ではもっぱら料理用です。
肉、魚、卵、トマト料理の風味付けに利用します。バター、ビネガー、オイルなどに混ぜたりつけたりします。食欲増進、健胃、強壮の効果があります。
フランス料理ではとても多く使われています。ハーブティーにすると、さっぱりとした苦味があります。
17、エルダー
地下茎を伸ばして殖えていくため、庭植えに適しています。また、中性からアルカリ性の土を好みます。乾燥には弱いので水やりに注意して育てます。春か秋に種を撒き、春から秋に挿し木で殖やします。こぼれ種でも良く発芽します。
成分は配糖体、サンブクリン、ルチンで、花や実を発汗剤にします。
若い芽はピクルスに、花は揚げ物、果実はワインやジャムの材料にします。また葉、果実、根は染料にします。
眠りにも誘ってくれます。薬効に優れています。美容効果もあります。
18、カルダモン
乾燥に弱いので水切れさせないように注意しましょう。一年を通して半日陰の場所で育てます。種子を乾燥させた物をスパイスとして用います。
19、ステビア
春に植木鉢などに種をまき、雨のあたらないところで育苗してから、温暖な時期に露地に植えると定着します。
日当たりを好みます。鉢やプランターに植える場合は、草丈が大きくなるので大きめの容器を利用します。冬の寒さには弱いので、早目に温室か室内に保護します。
乾燥を嫌い、やや湿り気のある土の状態を保てるように、水やりはこまめに行います。
甘味成分・ステビアサイドの含有量には品種差・個体差があります。そこで、含有量の多い良質な固体を選んで、挿し木で増やして栽培するようにします
砂糖の約300倍の甘さを持ち、カロリーが少ないので、ダイエットに利用されます。葉の甘みは水やアルコールに溶けやすいので、浸出液をとって甘味料としても利用します。
20、チャイブ
繁殖は、種子か株分けをします。春か秋に種をまいて、発芽した苗が10㎝くらいになったときに5、6本ずつまとめて、培養度を入れたビニールポットなどに植え替えると、根のまわった丈夫な苗ができます。
高温と乾燥に弱いので、夏は寒冷紗をかけるなどして日よけしたり、直射日光の当たらない、明るい日陰で管理するようにします。
また、酸性の土を嫌うので、鉢植え、路地植え、いずれの場合にもあらかじめ土壌に石灰を混入して中和しておきます。
バラのそばに植えると黒点病を防ぎ、りんごの木の下に植えると、カイガラ虫を防ぎます。また、ニンジン、トマトなどのアブラムシを防いだり、うどん粉病を防ぐ効果もあります。
香りが高く、生葉は必要な時にいつでも切って、ネギのような感じで、薬味のように出来上がった料理に振りかけたり、調理に使います。球茎はピクルスにします。
花はサラダに散らしたり、ビネガーに漬け込みます。葉はサラダ、スープ、バターチーズなどの風味付けや、肉、魚、卵料理の香味として利用します。消化促進の効果があります。
21、ワイルドストロベリー
春に直播をするか、春か秋に株分けをします。少し湿り気のある肥沃な土で、日当たりの良いところに植えます。実を収穫したあとには、追肥を施します。1年おきに新しい場所へ移動すると元気に育ちます。
生でそのまま食べるほかは、ケーキ、アイスクリーム、パイ、シロップ、ジャムに利用します。冷たい飲み物に浮かべたり、リキュール、ワインなどの風味付けに使います。
実はビタミンC、鉄分などが豊富に含まれているので貧血に効果があり、腎臓、肝臓を強化します。根には利尿、整腸作用があり、潰した果実を皮膚の炎症、火傷などに外用します。
ハーブティーの場合、葉を乾燥させて利用しますが、生葉には毒素があるので必ず良く乾燥させて使います。
また、香りがよく、花もかわいいので観賞用としても人気があります。
22、ハイビスカス
日の当たる、肥沃で保水力のある土壌で育てます。春に種子をまいて育てますが、もともと熱帯植物なので暖かくなってからでないと失敗します。寒さに弱いので深鉢で育て、晩秋には室内で管理します。
花は気温10度で生長が止まり、気温5度で枯れるので、家庭で栽培するのは温室がないと困難です。
南国のトロピカルな赤い花を連想するかもしれませんが、観賞用に品種改良されたもので、食用にはローゼル種を用います。観賞用のハイビスカスは木で、食用や飲用にはなりません。
ハイビスカスティーは、独特で、とても爽やかな酸味のあるルビー色のティーで、のどの渇きを癒す最適な飲料となります。ローズヒップと同重量を基本にブレンドすると美味です。新陳代謝をよくし、体をアルカリ性にし、便通を整えます。浸出液は肌を中性に保つ収斂性ローションになります。